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dimanche 22 janvier 2006

Commentaires

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というような枝葉末節というよりも。

本来近代的な立憲国家では公務員は全員能力人格を試す試験制度・選挙制度により国民から平等に選ばれるべきもの。そうしないと不正がはびこることになります。(中国の科挙の時代より)

その最たる地位は選挙制度で選ばれる「大統領」と思います。公務員は血筋とか家系で選ばれるべきではないのです。(もちろん日本でも特定郵便局長のような例外はあるが、それは正すべき悪しき仕組みと考えられている)

世襲を目指す官僚縁故主義は nepotismと呼ばれており、これはその昔ローマ法王が自分の子供を明らかにできないので(妻帯は禁止されていた)子供を甥(nephew)にしたて、国王や枢機卿にした故事にならっています。現代におけるその最たるものが北朝鮮の金王朝です。官僚縁故主義は中国では太子党と呼ばれ一大勢力をなしています。東アジアだけでなく中近東、アフリカ、南アフリカの非立憲・独裁国家では広く見られる現象といえましょう。

そうした背景を含みつつ。
世界で最先端の立憲国家を目指した日本国憲法の第一条(機軸)で、天皇は世襲と決められています。天皇が特別公務員とみなす強弁は、あまりに現憲法を非近代的と侮辱することにつながるのでは?

Hideo_Ogura

天皇にも財産権はあります(制約は受けますが。)。

選挙権のない公務員は実在します(公立高校等の外国人教師など)。

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>一種の特別公務員

とありますが、天皇は選挙権、財産権などの基本的人権を保持しておりません。選挙権、財産権がない公務員なんてまさか!特別国民とでも表現すべきではないでしょうか。

次に。
 憲法政治=立憲政治を始める際には条文上立派な憲法であるだけでなく、その憲法が機能するための社会的な「機軸」が必要とされています。というのも憲法は主権者と国民との間での絶対的な契約関係を必要とするからで、それが根本規範となります。
(その洞察がなかったワイマール憲法はヒトラーを生み出しました。)
アメリカ・ヨーロッパで立憲政治が成立してるのは「キリスト教」が機軸となっているからです。このことを見つけたのは、明治の指導者たちで彼らが当時はちっぽけな天皇制度を宗教化(国家神道)してキリスト教の代わりにしたてあげ、明治憲法を作動させました。その弊害は皆さんご存知のとおりです。
(ちなみにイスラム国家ではイスラム教が基軸になっており、共産国家では共産主義が宗教化して機軸となっている)

さて現在の憲法が天皇制という機軸なして作動を始めたかどうか。アメリカが作った憲法なのになぜ第一条が天皇で第二条が戦争放棄なのか。彼らが考えた重要な順に並べているのですね。

これは現憲法が作動を始めるときのことを話しているので現時点での憲法の機軸を云々言っているわけではありません。50年間続いた憲法政治はそれ自体の慣性を持つわけで。
現憲法天皇制以外の機軸を持ってはじめることができるのであれば、それは私は現実的だと思うし非常に面白い提案と思います。しかしいずれにせよ、憲法が作動する機軸についての考察は今でも重要であると思いますし、その意味でこのエントリは価値が高いと思います。

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