今日あたりは、白浜で「匿名」についての議論が熱く語られていると思うのですが、仕事の関係で参加できなかったのは残念です。
ところで、固定ハンドルを「匿名」に含めることへの批判は強くあるようです。
しかし、EFFが例のコラムで「Blog Anonymously」
という段落中の小段落に「 Use a Pseudonym and Don't Give Away Any Identifying
Details」という見出しを付けたことからも明らかなとおり、「Anonym」の中に「Pseudonym」は含まれます(そもそも、2ちゃ
んねるの「名無しさん」状態でブログを開設することは難しいですし。)。
。
また、長年使用している固定ハンドルにはそれなりに信用が付着するので実名と同じように大切に扱うはずであるというお考えに対しては、そういう人もいる かも知れないが、そうでない人も少なからずいるということができます。少なくとも、現実世界での人格とのトレーサビリティを制限している固定ハンドルにつ いてポジティブな信用を維持すべき必要性は、実名についてポジティブな信用を維持すべき必要性よりもかなり低いと言えます。しかも、そのような固定ハンド ルについては同時に複数を使い分けることが容易に可能です。そのため、他人を攻撃、非難、誹謗、中傷、揶揄、粘着するために特定の固定ハンドルを使い続け ることが可能です。この固定ハンドルには如何にネガティブな信用が付着しても構わないのですから、「世間体」を気にしていたらとても恥ずかしくてできない 言動を執拗に続けることができます。実際、匿名性の持つ魔力にとりつかれて、実名ではとても恥ずかしくてできないであろう誹謗中傷等に明け暮れている固定 ハンドルは少なからずいるというのが現実です。
したがって、現実世界での人格とのトレーサビリティが制限されている固定ハンドルは、やはり「匿名」の一種として取り扱うべきだと思われます。
追加の質問が有ります。
中井亀之助さんは実名扱いですか、匿名扱いですか?
この件は中井亀之助さんに宛てた物ではなく、小倉弁護士に対しての質問です。
月下獨酌はもちろん匿名ですが、前回も伺った様に「ネット上で実名扱いされる基準」を法律家としてどの様に捕らえられているかに興味が有ります。
それさえ判明すれば、私はここでの書き込みを「実名」で行うか、行わないかを自分なりに判断する事が出来ます。
一般論でのご返事を望みますが、このブログ限定でのご返事でも構いません。
PS 中井亀之助様
この様な形で貴名を借用した点についてはここで謝罪します。
Rédigé par : 月下獨酌 | samedi 21 mai 2005 à 10:02
私も「掲示板への投稿に課金しろ」とYahoo!に提案したことがあります。あそこの「法」とか「経済」関係のトピックはあまりにもひどいですから。もちろん、なしのつぶてでした。
Yahoo!登録ユーザでウォレットを作っている人なら、課金は簡単なのにね。
Rédigé par : Inoue | vendredi 20 mai 2005 à 23:02
ぶっちゃけた発言を許していただけるなら、小倉さんは「メーガン法が犯した愚」を犯しつつあるように思います。
実名を明かした者のみが発言できる、という状況が目的化していませんか?
トレーサビリティと名無しさんorハンドルor実名、というのはそれぞれ独立して語れることです。混同して議論すべきことではありません。
…こういう指摘はかなり前にもあったはずなんですが
Rédigé par : U-me | vendredi 20 mai 2005 à 19:41
>固定ハンドルを「匿名」に含めることへの批判は強くあるようです。
個人的にはどっちでもいいんですが。
文章に「匿名」という言葉がある場合にはその作者が何を意図して用いているかを読み取る努力をするし、またトラブルが起こったときに対処できるかどうか、という実行面のことを考えたいだけで、固定ハンドルが匿名か、実名か固定ハンドルか、というのはどうでもいいです。別に相手の名前を知って呪術をかけようってわけじゃないんですから。
Rédigé par : 手先 | vendredi 20 mai 2005 à 18:35
実名とハンドル名を両立するアイディアを思いつきました。
・自ブログの投稿やコメントレス、他所へのコメントなどは固定ハンドルを使用する。
・自ブログには、第3外国語でプロフィールを書きそこで実名を晒す。
これなら間違いなく小倉先生の同意も得られそうです。国民の外国語習得意欲の向上にも繋がるし、一石二鳥じゃないでしょうか。
Rédigé par : J2 | vendredi 20 mai 2005 à 15:54
>したがって、現実世界での人格とのトレーサビリティが制限されている固定ハンドルは、やはり「匿名」の一種として取り扱うべきだと思われます。
どう扱うのかよく分かりませんが、実名を名乗らないと倫理的な障害を乗り越えやすくなるという傾向があることには同意します。
私も、例えば包丁はこれを持つと人を刺したくなる誘惑にとりつかれるのであるから、刃物の一種として取り扱うべきだと思われます。
また、大学教授という肩書きもこれを冠すると威張りたくなる誘惑にとりつかれるのであるから、「見栄っ張り」の一種として取り扱うべきだと思われます。
Rédigé par : 佐藤 | vendredi 20 mai 2005 à 15:16
EFFの例のコラムは「不用意に実名を出して退社に追い込まれたり実害を受けないようにするには?」がテーマであり、小倉先生のご意見と正反対ではないでしょうか。
そのなかで、1)無名で書く、2)不注意に身元情報を明かさない 4)ペンネームで書く、5)読者を限定する、6)グーグルで検索されないようにする、などを紹介しています。むしろそうすべきだ、というのがEEFの論調です。
小倉先生はEEFの記事で「無名と同じところに、見出しがある」ことを理由にペンネームを非難の対象にされているようですが、それでは同様に見出しがらう「読者を限定する」「グーグルで検索されないようにする」などの行為も非難される行為になるのでしょうか??
それは普通単に、「無用な非難を受けない知恵」のレベルではないのですか?
Rédigé par : 中井亀之助 | vendredi 20 mai 2005 à 12:48
あのー、こう言ってはなんですが、エントリー中のEFFの記事、そもそもオライリーのアンケートと文脈がまったく違いませんか?
オライリーの方は「anounymousの投稿を許可することはクズ投稿を招くと思いますか?」で、EFFの方はblogですから。
まあ、それはそれで貴重な意見と拝見できますが、その記事中で「Pseudonym」(ペンネーム)とわざわざ使っているということはAnonymousの中には通常Pseudonymが含まれてるか含まれていないかは不明の状態で、それをわざわざPseudonymという言葉を用いることで、この場合は含めて話をする、と宣言していると考えるのが普通ではないでしょうか?
そうでなければ、小倉先生のおっしゃる通り無名しでblogなりを開設することは難しいのですから、わざわざPseudonymと断る理由はありません。
それと本名を明かしたとてほとんどトレーサビリティがないのはハンドルの場合と変わりありませんよ?
だから私は本名とかハンドルとかそういう部分にこだわるのではなく、信頼できるプロバイダのメールアドレスかどうか、等で対応されてはいかがですか?と提案してるんですが……
Rédigé par : 手先 | vendredi 20 mai 2005 à 11:42
固定ハンドルと実名の差異のみの事ですが。
長期継続的にコテハン使っている人も信用出来るとは限らないというのは確かかもしれませんが、実名出している人が必ずしも堂々と正論に則って言動に配慮し、卑怯な誹謗中傷などを行わない、という保証もありませんよ。
例えばの話ですが、相手の話をまともに読み取りもしないで揚げ足を取ってばかりいたり、荒らしでもない人間のコメントを削除してみたり、その挙句に「言いきっていなければ許されるなんて事は無い」とか理屈でそれを「印象操作」と断言してみたり、自分がそれと同じ事を指摘されたら今度は「どう読めばそう取れるのか解らない」等と言い逃れ様とする、等など、社会的に見てあまり「お行儀の宜しくない言動」をなさる方も、皆無という訳ではありますまい。
結局は当人がその「名前」を大事にし、その名を汚すような言動を慎む思慮があるか無いか、だけの話だと思いますね。
Rédigé par : もみ。 | vendredi 20 mai 2005 à 08:14
コメント投稿に対し課金を行い、尚且つ、コメント掲載の決定を作者に委ねることで、誹謗中傷コメントの抑止、作者へのお布施、匿名の維持を実現できる。
Rédigé par : 名無しさん | vendredi 20 mai 2005 à 07:59