匿名の陰に隠れて特定の他人のブログに粘着する人の目的って、自分のお気に召さない発言をする人々にブログを更新する意欲を失わせることになるのかなと思わせる事態が、町山さんのブログで起こっていますね。
まともな書き手を増やすためには、この種の「粘着する卑怯者」からブログ主を守るための手段をできる限り設けることをブログ事業者は目指した方がいいと思うのですが(町山さんの場合でも、映画評論とかを書こうと思ったら匿名性など維持しきれないわけだから、「匿名にしておけばいいではないか」というのは通用しないですしね。)、その辺ブログ事業者はまだ日本のネット事情の特殊性を理解し切れていないのかもしれません(フランスでは、ジュペ元首相のブログでもコメント欄を設置しておけるのに、日本では著名人系ブログがコメント欄を設置することははなはだ高リスクになってしまっています。)。
> 匿名の陰に隠れて特定の他人のブログに粘着する人の目的って、自分のお気に召さない発言をする人々にブログを更新する意欲を失わせることになるのかなと思わせる事態が、町山さんのブログで起こっていますね。
先生、匿名では無く実名ですけど無闇矢鱈と自分の意見を通そうとしている人がいるので
Matimulog 南山法科大学院から見た法・裁判・民事、そしてサイバー法のこのエントリでコメントスクラム状態になっています
http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2005/10/post_a821.html
IT弁護士たる先生のお力で何とかしてください
Rédigé par : sakimi | vendredi 21 octobre 2005 à 21:41
なお、天然系は自分の間違いを認めることができないため、極論に走ってでも自説が正しいと強弁したり、自尊心を満足させるために周囲を罵倒したり(まさに虚栄心!!)する傾向があります。ごく一部が自説に都合がよければ、ことさらにそれを取り上げて「だから俺が正しいんだ!」と自分を納得させる傾向が強く、客観的または俯瞰的な視点を持てないために議論が堂々巡りに陥ります。
天然系は自分が認められ、議論が(自分の望む形で)収束することだけを望むため、他の解決策はほとんど通用しません。そのため、結果として長期に渡って炎上する可能性があります。
特にblog主が天然ちゃんの場合は先に示したように撤退は閉鎖であり、また天然ちゃんの虚栄心が「間違いを認めたら負け」「撤退したら負け」という反応を起こすため、必然として長期炎上になりがちです。
しかし、コメンテータの場合はまれに短期型の天然ちゃんが登場します。これは虚栄心のベクトルが「認めさせてやる」ではなく「認められないあいつらがバカ」という方向に向かっている場合で、撤退は敗北ではなく転進であるとして短期間で姿を消す天然系です。
ただし、この場合もblog主だった場合には転進がありえないため、コメントに対して「オレのエントリに反論するバカなやつ」という態度で対応しがちで、それがエントリそのものの天然っぷりと合わさって長期に渡る炎上に繋がりやすくなります。
Rédigé par : 金田真一 | vendredi 14 octobre 2005 à 10:40
粘着する卑怯者とは違うけどblogのコメントや掲示板が「炎上」するもうひとつの原因を挙げておきましょう。
天然系コメンテーター。
天然系には基本的に悪意はありません。中には悪意の「掲示板荒らし」が天然系を装っている場合がありますが、多くは本物の天然ちゃんです。
天然系は、基本的に議論の本質が見抜けない・議論が理解できていない・論理性に欠ける・妄想をする・誤読する・読まずに語る・決め付けるといった特徴を持っています。それだけでなく、「ちょっと俺様が教えてやろう」といった勘違いをしているため、往々にして突然割り込んで突拍子も無いことを偉そうに語ります。
実際には天然系の特徴により議論には全く役に立たないばかりか混乱を生むだけなのですが、そういったものを排除するために通常の反応として議論参加者によって天然系のコメントが批判または否定・反論されます。
しかし、天然系は自分が正しいと信じて疑わない正義の人であるため、反論や批判、否定に対して激しく反応します。そのため、さらに天然系のコメントが投下され、さらに反論が投下され・・・と、天然系を中心に本題とは全く関係のない、しかも天然ちゃんが理解するか立ち去るまでは終わる事が無い(そして天然ちゃんが理解できることはほとんどない)不毛な論争が繰り広げられてしまいます。
また、blogの場合、blog主が実名匿名の別に関わらず天然ちゃんであるために炎上するという例もあります。
この場合、鎮火は見込めません。天然ちゃんが理解して修正・鎮火を行うことは見込めず、また、天然ちゃんが立ち去るということはblogの閉鎖を意味するからです。
Rédigé par : 金田真一 | vendredi 14 octobre 2005 à 10:29
( ´∀`)<自称Мышкинは誰も注目して無いから人のことをとやかく言う資格は大いに有ることは確かだな
Rédigé par : ヤク中自衛官 | dimanche 02 octobre 2005 à 00:59
漢字とかの用法の、些細な間違いは
ほんとに些細なことじゃないでしょうか?;
ちょっとした間違いなら、気にする事も無いと思いますよ~
推敲などしないと開き直ってしまうのは確かにどうかと思いますが、漢字の間違いの指摘をわざわざ事を荒立てるように、口調荒げに行うような事は好ましくなく、ましてや漢字や文法のミス程度の事で論そのものをけなそうとするand人格攻撃までしようとするのはとても非建設的です。
ささいな間違いを指摘して混ぜっ返すだけで終わるよりも、せっかくなら意見の交換などをしていった方が色々とためになるのでよいのでは…。
…のなことを思いました。
Rédigé par : りんご。 | jeudi 29 septembre 2005 à 13:08
( ´∀`)<自称小倉に人のことをとやかく言う資格がないことは確かだな
Rédigé par : Мышкин | jeudi 29 septembre 2005 à 02:15
自称平田に人のことをとやかく言う資格がないことは確かだな
Rédigé par : 名無し | jeudi 29 septembre 2005 à 00:10
>煙感知器さん
参考までに
http://blog.goo.ne.jp/hwj-ogura/
>Unknown (小倉秀夫) 2005-03-10 19:49:18
>(中略)
>
>もちろん、所詮ブログということで、推敲してはいないため、表現のわかりやすさについて、改善の余地がないとはいいませんが。
この人が「まともな書き手」ではないことはたしかなわけですか?
Rédigé par : 平田 | mercredi 28 septembre 2005 à 22:55
少なくとも、漢字の誤用を指摘されて「所詮ブログ。推敲などしない。」などと開き直っている輩が「まともな読み手」ではないことはたしかですな。
Rédigé par : 煙感知器 | mercredi 28 septembre 2005 à 21:15
ここで言うからいいんだ!他とは関係ないんだ!!ってどういうガキの理屈なんですかね?
Rédigé par : トニオ | mardi 27 septembre 2005 à 08:43
まともな書き手を増やすためには、まともな読み手を増やすことだという気がするのですがいかがでしょうか?またそれについてはブログ事業者というよりは古くからネット上でたくさんの人が苦労して何とかなっているという気がします。
現在、ブログ事業者が困っているのは、まともでない(ろくに文章もかけないような)書くことに執着した書き手であるように思います。ブログの場合、人気が出る一つの要因として更新回数が多いということがあります。しかし、いくら更新回数が多くても内容が駄目であれば(さらに文章力も駄目であれば)読み手も嫌になってしまいます。見なきゃいいんですが、自分の好きなブログが更新してなければつい見てしまいます。彼らがブログの質を落とし、まともな読み手が去っていくことの方が問題です。まともな書き手がいくらいてもまともな読み手がいなければ書き手もいなくなります。
そういうまともでない書き手を淘汰する手段が現在はありません。せいぜいまともな読み手が必死になって他の読み手に注意喚起することしかできません。現在のブログ事業者が目指しているのは既にそっちの方だと思います。(まともな書き手は既にかなりいますから。)
Rédigé par : 平田 | mardi 27 septembre 2005 à 00:44
ちなみに、下のコメントは、
町山さんのブログについてのコメントではないので、勘違いしないでくださいね。
Rédigé par : こう | lundi 26 septembre 2005 à 23:41
先生がどの程度のリスクを想定なさっているのか分かりませんが・・・
ブログのコメント欄が荒れること自体が、それほど高リスクですかね?
ここらへんが、イメージつきにくいです。
まあ、エントリーにコメントがなされると、脊髄反射的に敵認定をしてコメンテータに粘着してくる、擁護系なんだか、荒らし系なんだか、自覚していないコメンテータも、ブログのコメント欄が荒れる要因の一つではあると思うんですけどね(以前それで怒られましたし、失敗もしたので言えることですが)。
Rédigé par : こう@まともな書き手認定されなかった元ブログ主 | lundi 26 septembre 2005 à 23:36
ざっくり調べたよ。もう二年以上前のスキャンダルだった。もっと最近かと思ってたけど。
さて。なぜ荒れていないか。
まず一つ。二年以上前の話題でありすでに古いこと。これについてヤマタクが「あれは悪くない」などと言い出したら別だけど、見たところblogでは政策しか書いていない。
政策そのものがイタくなければ荒れないだろう。
第二に、女性問題は個人に帰結すること。先に述べたうち面白半分で野次馬する奴は掲示板荒らしに誘い込まれているケースが多い(でなければ『火事場』見物が成立しない)ように思われることから外すと、荒らし集団が現れるか反論が押し寄せるイタさを見せるか。
政策そのものはそれほど大反対を受けるようなイタいものではないと大部分の閲覧者に判断されたのだろうね。あるいは、箸にも棒にもかからないとして無視されているか。実際問題として今日現在存在しているヤマタク最新のエントリ『>郵政民営化解散総選挙施行へ』ではトラックバックが大量に押し寄せている。同じ分量がコメントで行われていたら対応しきれないだろう。トラックバックによる議論はページを遷移する手間がかかるだけ進行に時間がかかるだけでなく各ページに分散するため議論が集中せず一見して炎上しているとは見えない。
また、『郵政民営化法案の成立に全力』と比べてコメントが同じ数でトラックバックだけが増えていることから、反応の大きさに比較してコメント数が不自然に小さい、つまり削除が行われた可能性も考えておく必要があるが、ヤマタクのエントリは概ね民意に沿う内容であるため炎上には至らなかったものと思われる。
これにより残る原因は荒らし集団のみとなるが、荒らし集団は主催者の反応が無ければ飽きてしまう。いくら荒らしても主催者が平然としていればいずれ立ち去る類のものだ。
ヤマタクblogは更新が月に一回程度であり、反応は極めて薄い。これは荒らしのやる気を殺ぐ。
ざっくり見たところヤマタク本人がコメントに反応している様子は無く、単にコメント欄は『ご意見箱』あるいは『目安箱』としてしか機能していない。つまり、blog上で主催者と意見は交換されているが議論は無い。これは荒らしにとって反応が無いのと同じになる。
結果的に、大量のコメントをすべてスルーした切り込み隊長の対応と同じ作用で荒らしを追い返すことができていると考えられる。
どこかのblogのようにイタい持論を間違いだらけの知識で振りかざすだけに留まらず何ヶ月も訂正すら行わず叫びつづけるメジャーとは条件が違う。それはおそらくヤマタクと炎上系bloggerとの人としての完成度の違いだろう。大人の社会に首を突っ込んだガキが痛い目に合うのは世の常というものだ。
Rédigé par : 金田真一 | lundi 26 septembre 2005 à 10:23
町山さんとこの荒らしだなんて容認しちゃあいけないだろうに、小倉先生が言ったってだけでこの脊髄反射。頭が悪いんじゃないかとしか言いようがない。
Rédigé par : トニオ | lundi 26 septembre 2005 à 09:45
時間がなく調べていないので不確定ですが、過去に荒れたことがあるのかも。
一般的に面白半分なものは短期だし、反論は完全にスルーされれば止むし。
また女性問題程度であれば受け入れられているのかもしれません。私が例示したように、大規模な反論は社会的に不利益が広まる可能性がある場合に起きるので、女性問題のような個人的問題はワイドショー的ヒステリックな反応はあってもさほど問題にはされていないのかもしれないし。
分析もなく感覚で適当な断定はするもんじゃありませんよ。
Rédigé par : 金田正一 | lundi 26 septembre 2005 à 08:37
政治的・宗教的信念はともかく、女性問題などではつっこみどころが多いといわれている山崎拓議員のところが荒れないというのは面白い現象ですね。
Rédigé par : 小倉秀夫 | lundi 26 septembre 2005 à 08:09
ああ、そうそう。あくまでも予想ですが粘着する卑怯者の目的を。IT弁護士ならかんたんん総像がつくと思ったんですが、念のため。
もともと日本のアンダーグラウンドには掲示板を荒らして閉鎖に追い込むことを楽しみにしていた一派がありました。いわゆる荒らしチームです。
彼らに政治的な目的は無く、単に依頼されたか目に付いたかで荒らします。そしていくつの掲示板を閉鎖させたか、またはどんな掲示板を閉鎖させたかを競います。
そういったマイノリティが今も生き残っているのでしょう。
もうひとつ、こちらは町山さんの例には当てはまらないように見えたので参考に。
まず、発言はすべて言いたい放題できるわけではありません。コメントを開放している以上、反論は許されています。そして、特にメジャーであったり社会的に影響力の大きなところで反社会的であったり何らかの損失を予測させる発言があった場合、猛烈な反論を受けます。
たとえば、どんなにコストをかけてでも個人情報をダダ漏れにさせようとする案に対しては反論が山のように押しかけます。
単に多数の反論があったというだけの場合ですね。
これは荒らしではなく、単に運営者のキャパを超える量の議論が発生したことになります。
もとの発言がイタければイタいほど、それがメジャーであったり影響力が大きいと思えるほど、反論は怒涛のように押し寄せるでしょう。
三つめは野次馬の書き込み。これは掲示板荒らしの手法の一つとして、野次馬を呼び込むことで本来の運用を阻害するという方法がありました。その手法だけが生き残っているのでしょう。
以上、IT弁護士にとっては釈迦に説法でしょうが、「日本の特殊なネット事情」と言われる以上、そういった日本のアンダーグラウンドに特有だった掲示板荒らしの存在を念頭に置いているなら一発でわかるはずの例に触れられてもいないので書いておきました。
なお、掲示板荒らしの手法が知られることで、日本のWEBアプリケーション監査手法も進歩していますし、掲示板やそれに類するコミュニケーションツールの対策やアクセスコントロール手法も進歩しています。
それこそ共通IDなんか不要なほどにね。
これもIT弁護士には蛇足でしたか。
Rédigé par : 金田真一 | lundi 26 septembre 2005 à 03:18
ところで、「日本のネットの特殊性」って何ですかね?
これも「ネット右翼」「コメントスクラム」同様に定義が無いまま使われているようですが。
Rédigé par : 金田真一 | lundi 26 septembre 2005 à 02:55
そういえばフランス人はことさらに自国文化に誇りを持っていますね。
小倉先生の弁を借りるなら、フランス文化に貢献していない一般のフランス人がフランス人であることを誇るなんて言語道断でしょう。
ここは一発、フランスの愛国者を切り捨ててくださいよ。
ダブルスタンダードならどうでもいいです。
Rédigé par : 金田真一 | lundi 26 septembre 2005 à 02:12
日本でも山崎拓Blogとか普通にコメント欄解放している著名政治家ブログとかありますよ。
http://www.election.ne.jp/10008/
フランスと日本で特別な違いがあるとは思えないのですが。
Rédigé par : JSF | lundi 26 septembre 2005 à 01:55
>まともな書き手を増やすためには
あやまれ!貴方がまともな書き手と認めなかった多くのブロガーにあやまれ!(AA略)
Rédigé par : Мышкин | lundi 26 septembre 2005 à 01:53