欧米のメディアでは、ムハンマド風刺画問題で大騒ぎです。
ただ、私のつたない語学力で海外メディアの報道を見る限りにおいては、問題の風刺画を作成した漫画家や、当該風刺画を掲載した雑誌社またはその編集者に対し、「自己責任」との名の下に、「警備費用を支払え」だの「国に謝罪せよ」だのとして匿名で罵るファックスやらメールやらネット上の書き込みやらが集中しているとの話を聞きません。ああいう風刺画を出版すれば熱烈なイスラム教徒から命を狙われることは予想できたのであるから、国はあんな奴らを守ってやる必要などないという声も私の乏しい語学力では見つけることができませんでした。
このムハンマド風刺画問題でデンマーク国民やデンマーク企業が被った損害は、イラク人質問題で日本国民や日本企業が被った損害の比ではなさそうですが、この差はどこから生ずるのでしょうか。
>政府の責任を叫ぶ市民団体への腹いせに、当該市民団体に向かわずに、人質たちを攻撃するために、「自己責任」といっただけなのですね。
そんな事実はなかったですよ。
当該市民団体も批判されていたし、政府の責任を問うていたマスコミにも向かっていました。
小倉さん、そんな昔のことじゃないのにもういろいろと忘れてしまっているんでしょうか?
「自己責任」という批判は人質たちそのものというより、政府の責任を第一としていた人質の家族と、その支援者と、マスコミに向かっていたんですよ。
まあとりあえず違いのポイントとしては理解していただけましたか?
ほかにもいろいろと状況の違いはあるのですが、私は「マスコミや市民団体が政府にまず責任があるとしていた」違いが大きいと思います。
Rédigé par : U-me | mardi 21 février 2006 à 21:10
政府の責任を叫ぶ市民団体への腹いせに、当該市民団体に向かわずに、人質たちを攻撃するために、「自己責任」といっただけなのですね。
Rédigé par : Hideo_Ogura | mardi 21 février 2006 à 19:41
どこからって「政府の責任だ!」とわめくシミンダンタイがいないところからですよ。
自己責任だというのは政府の責任だとする意見へのカウンターだったのですよ。
Rédigé par : U-me | mardi 21 février 2006 à 13:00