« Cyberstalkingに関する州法 | Accueil | プライバシーと安全 »

mardi 14 février 2006

Commentaires

sakimi

>私たちは、普通に社会生活を送っている限り、氏名や属性・所属、容姿等を公衆に晒しつつ生きています(覆面をかぶって生活したり仕事したりできる人や、学校や職場でハンドルネームしか知られずに過ごしている人は、いるかも知れないけど、おそらく少数派です。)。

不思議なことに、恐喝や恐喝未遂といった刑事事件を起しても名前がマスコミから隠されている人間が日本には居るようなのですが?

ソースはあえて朝日新聞から
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200602160057.html
共犯者は「納富尚武容疑者(48)」と名前、年齢が公表されています。

この矛盾は何ででしょうか?

サスケット

おっと、『自分の都合』という観点が抜けてましたね。

後はもうひとつ、コミュニティへの参加を自分で選択できるということが上げられます。
自分の都合でいやなら出さないというわけです。
信用できないネットショップで買い物はしない、とかもそうですな。


実名コミュニティ、あるならあるでいいんじゃないですか?と私が言ってるのもそこからです。
別に小倉さんに匿名になれとは言いませんし。#ていうか、実名ともいえないんでしょうけど…どこまで言ったら証明になるかは難しいですが。


もちろん参加を強制されるコミュニティ?も法律で決まっていますが。
さすがに、裁判になってまで私の名前はヒミツデースというのはどうかというのはありますが。
それを「どうか?」と思う人間だからといって、街中で自分の個人情報吹聴して回るわけじゃあないんですよ。
それは理解できますよね?

サスケット

>個人情報は、「自分の都合」ではなく「相手またはコミュニティ」の都合に合わせて晒しているのです、現実空間では。

【こんな趣味を持ってこんな発言をしている○○さんの住所氏名発覚】なんてモデルケース、滅多にないと思いますけど。


もしかしてそのコミュニティの都合って、小学校ではそういうことを発表しなければいけません、半ば強制的にとかそう言う話ですか?

その場合
・小学校では聞く相手が限られている=ネットでは見る相手が限られない
・保護者、教師の同意の上
などといったことがあるのでたとえにも何にもならんかと。

それとも、リトルリーグの大会で、趣味やら嗜好やらの情報付で住所や氏名までわかっちゃうんですかね?
名前くらいだと思いますけど。まあ、趣味が野球ですってわかりますが(笑)

だからね。
だからですよ。

>人に害を加える蓋然性がある程度高い場合、一定の個人情報を相手またはコミュニティに晒して、相手またはコミュニティに安全・安心をもたらすことが求められているわけです。

コミュニティにだけさらせばいいじゃないですか。
リトルリーグの試合に出場するなら、事務局?だけ情報もっときゃいいだけであって、観客の皆さんに配布する必要はないんですよ(苦笑)
それはわがままなんじゃなくて常識というやつです。

Ellen

引用---

 だから、他人に害を加える蓋然性がある程度高い場合、一定の個人情報を相手またはコミュニティに晒して、相手またはコミュニティに安全・安心をもたらすことが求められているわけです。

---ここまで引用


世間一般では「匿名でいる」事自体を「他人に害を加える蓋然性がある程度高い」とは言わないと思います。
少なくとも、こと「インターネット等の掲示板等で匿名で居る」ことに関して、日本語圏コミュニティの話で言えば、匿名の人が集まっている場所の方が圧倒的に多い気がするのですが。
それが違うというなら、「このコミュニティでは匿名で居ると他人に害を加える蓋然性がある程度高いと判断されている」というコミュニティを十分な数挙げていただけませんか?


・・・ちなみに小倉先生の言う「匿名じゃない」状態ってどういう状態なのか見えなくなって来ました。
小倉先生のいう「匿名じゃない」というのはどのような状態を指すのでしょうか?

Hideo_Ogura

 個人情報は、「自分の都合」ではなく「相手またはコミュニティ」の都合に合わせて晒しているのです、現実空間では。
 だから、他人に害を加える蓋然性がある程度高い場合、一定の個人情報を相手またはコミュニティに晒して、相手またはコミュニティに安全・安心をもたらすことが求められているわけです。
 もちろん、個人情報の保護を第1に考えてそういう他人に害を加える蓋然性がある程度高い行為はしないという選択肢はありますけど、そういう行為はしたいが個人情報は晒したくないというのはある意味わがままなのです。

サスケット

リロードしたらえらいことに。

本当は、一つ前のエントリ引用文ををこう貼り付けてですね。
------------
>実際には、私たちは、現実空間の中では、「すがたかたち」を含めたプライバシー情報を相手方ないしコミュニティの必要に応じて晒すことで、

必要に応じて晒すのが現実です。そしてネットも現実です。それは小倉さんもわかっているでしょうに、今更なんで小学校で名前が出ます、なんて口の端にのぼるのかがいまいち不明ですな。


たとえば、登下校時にあそこのお子様何時にどの経路で帰宅します、なんて公言して歩かせないでしょうと。
もしかしたらいるかもしれませんがそれは少数派です。

ネット上だって、買い物する場合は相手に自分のお届け先住所を教えますし、信用できない店では教えなくていいように買い物をしない。
ある以下クレジットカードが便利dも別の決済手段を使う。
そんな風に情報を制御するわけです。

晒すなといったって、常日頃から常時覆面レスラーになれといってるわけじゃないですよママン(苦笑)
------------

という感じになる予定でした。

サスケット

どかん


なんだ自ずから地雷(?)踏んでるじゃないですか(笑)

>実際には、私たちは、現実空間の中では、「すがたかたち」を含めたプライバシー情報を相手方ないしコミュニティの必要に応じて晒すことで、そこそこ安全・安心で、そこそこ利便性のある社会を実現しています。

『必要に応じて晒す』わけですよ。
そのとおり。

誰でも見られる空間には無意味にさらさない。
『非コミュニティ』の範囲。つまり『知らない相手』に無意味にさらさない。
不必要に応じない。

そういうことを町村さんのblogでも話題になっているんだと思います。

bold

こわごわ、レスつけてみました・・・・・・(おーい)

SFチックな話ですが、仮にあるバイオベンチャー企業が「飲むと相手の裸が透視できる薬」を発明した場合、社会はこれに対してどう臨むことになるのでしょうか。

 その薬を飲んで相手の裸を透視できる人は、それまでにない快楽をゲットできるようになったといえるかもしれませんが、それ以外の人々にとっては、裸を見られても誰かわからないことになり、安全性が失われることになります。透視できる人が皆犯罪を犯すわけでもないでしょうが、透視ができない子供たちにとっては透視できるになった人がうじょうじょいるという環境は極めてきしょいものだともいえます。

 では、みんなが透視できるようになればいいではないかというと、それでは社会が成り立っていかないようにも思います。まず、危なくて商品を店頭に陳列することができなくなりますし、おそらく市場経済自体が崩壊します。

 ということで、そういう薬が発明された場合、国は、そういう薬の製造・販売を禁止するだけでなく、そのような薬の所持・使用までも刑罰法規を持って禁止し、透視できる状態が解消されるまでは娑婆に出さない政策をとるのではないかと思います。

 「透視しても誰からもわからない」という状態は「プライバシーの保護」という観点からは完璧です。しかし、それによって安全・安心が確保できるのは透視できる人達だけであり、かつ、皆が透視できてしまうと社会は崩壊するわけです。

 実際には、私たちは、現実空間の中では、「すがたかたち」を含めたプライバシー情報を相手方ないしコミュニティの必要に応じて隠すことで、そこそこ安全・安心で、そこそこ利便性のある社会を実現しています。

 そういう意味では、安全なり秩序なりを希求する人(単数)が「プライバシーの破壊」に固執するのを不思議な気持ちで見てしまいます。

L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.