永田メール問題で永田議員が摘示した事実──ライブドアの堀江氏が、自民党の武部幹事長の次男に3000万円送金するように社内的に指示したということ、あるいは実際に送金がなされたこと──がネット上の匿名掲示板ないし匿名さんのブログのエントリーで書き込まれた場合、そのような発言をした人について堀江氏なり武部幹事長の次男なりがプロバイダ責任制限法第4条の発信者情報開示請求を行ったとしてこれが認められるのかというと、結構微妙です。
何しろ、多数説及び裁判例は、違法性阻却事由が存在しないことの立証責任まで開示請求者に負わせてしまいます(私は、少数説に立っています。)から、上記例でいうと、堀江氏がそのような指示を行っていないことあるいは武部幹事長の次男はそのような送金を受けていないことを積極的に立証しなければならないということになるからです(この場合、公共の利害に関することという要件は簡単にクリアしてしまうし、公共目的要件をクリアするような書き方をすることはさほど難しくなさそうです。)。
実際、わずかな割合の「真摯な内部告発」の可能性のためにネットの匿名を保障すべきという見解の方々は、上記のような「内部告発」のごとき発言について、その内容が真実であることが証明されないからという理由で、発信者情報が開示されることには消極的なのではないかという気がしなくはありません(だって、それを認めてしまうと、真摯な内部告発保護のためにネットでの匿名性を保障するという議論自体が、ネット上の「内部告発」なんて証拠資料の提示ができないがゆえに、現実にはほぼ成り立たないことになってしまいます。)。
小倉さんと永田議員の共通点というと例えば「ITに詳しい人の助言を得ればよかったのに(以下略)」というあたりになりましょうか。
小倉さんはさておき(さておき?)永田議員は理系あがりですからね。そういう友達いなかったんでしょうか。あれを証拠として使えないとアドバイスするだけならたいした知識はいらないはずで、その程度の友達はいてもおかしくないと思うんですけどね。
Rédigé par : U-me | vendredi 10 mars 2006 à 21:39
>今度は韓国からですか。
お前が本当に出張先から書き込んでいるとしたら、そして身近な人間だとしたら、直ぐに身元が分かるから気をつけてね。
ということが言いたいんじゃないでしょうか?大丈夫なんでしょうか?
Rédigé par : 平田 | vendredi 10 mars 2006 à 21:23
「今度は韓国からですか。」って、韓国のサーバからコメントされたので、そのコメントを削除したということですか? 小倉さんのやってること、言ってることって、どことなく滑稽ですよ。「コメントの内容が気に食わないから削除しました。」と言われると、なるほどなぁ~と思うんですど。 小倉さんと、この記事にある永田議員の深層心理というか、思考パターンというか、やってることというのが、どこか似てるなぁ~と思いました。表に出ている事象は違いますけど。 あくまで、印象です。具体的にどこがかと言われると、困ってしまいますけど、しいて言えば、あやふやな知識で判断しているのかも知れないな
ぁ~と、感じるところかなぁ~!?
Rédigé par : 弁天小僧 | vendredi 10 mars 2006 à 20:50
今度は韓国からですか。
Rédigé par : Hideo_Ogura | vendredi 10 mars 2006 à 18:58
普通ならソース出せで終わりですね
どちらかといえば、武部幹事長の次男とホリエモンへの名誉毀損で逆に提訴されてもおかしくないのにそれを問題にしないのは何ででしょうか?
たとえ情報元が匿名でも信頼できるに足るソースがあればそれが本当か確認する人間が出ますよ。
今回の永田議員は確認すらせず、狼少年を信じてしまったのが問題だと思いますが?
一体幾らの税金が無駄遣いされたのやら(ヤレヤレですね
Rédigé par : sakimi | vendredi 10 mars 2006 à 04:40
よくわからない理論ですな。
で。
>ネット上の「内部告発」なんて証拠資料の提示ができない
じゃあ、ネットでそんなことしなければいいのに。
信用されたいなら、それなりの手順や証拠が必要。もしそれがネットで満たせないというなら別の手段をとるべき。
匿名でいたいなら、そのための不利益があるかもしれない(信用されにくいとか)。
でもそれはそれを選んで安全に生きようとしためであり、本人満足。
告発結果がグダグダでも自分のせいですな。
永田氏のバカ行為について、匿名性のせいだなどという必要は特にないと思われますが。
情報を欲し、それがグダグダだったのにかかわらず、頭も使わんかったそれそのものが諸悪の根源ですちにゃ~
Rédigé par : サスケット | vendredi 10 mars 2006 à 01:37
何が言いたいのか曖昧なので確認ですが、
(1)例えば永田メールのような内部告発がネット上に書かれたとした場合、発信者情報開示は認められないだろう。(2)にもかかわらず永田メールについては発信者を言うべきだと多くの人たちが主張している。(3)もしも共通ID反対論者がそのような主張をするとしたらそれは矛盾だからそんなこと言いませんよね。
ということで宜しいでしょうか?
(1)は法律的なことなので私には断言は出来ませんが多分そうでしょう。しかし(2)と(3)は根本的に認識が間違っています。なにをどう考えればそういう妄想が出てくるのか不思議でしかたありません。コメント削除したら脳内の記憶も削除されてしまうというIT脳の持ち主なんでしょうか?
#だいたい先日のコメント大量削除で共通IDも脳内削除したものだと思っていたのに違うのでしょうか?
Rédigé par : 平田 | jeudi 09 mars 2006 à 21:20
私は、今回の送金メール指示に関する書き込みの大半は、国会での永田議員の発言や報道を通じて得た情報を転載したにすぎないと思いますから、そもそも内部告発といえるかについては疑問です。
また、そのような単なる伝聞についても名誉毀損が成立するか、検討する必要があるでしょう。
なんにせよ、送信防止措置の申立てをすれば、すぐ削除されてしまうような事案ではないでしょうか。
Rédigé par : 佐藤 | jeudi 09 mars 2006 à 12:50