ネット上での誹謗中傷を何とかしてほしいと言うことで私のところに相談に見えられる方には、精神的に相当まいっておられる方もおられます。集中的な誹謗中傷を継続的に受けた方の中には、通常の社会生活が送れなくなるところまで精神的に追いつめられている方もおられます。この場合、匿名の陰に隠れて誹謗中傷を楽しんでいる卑怯者たちを探し出して叱るべき責任を取らせることも重要ですが、同時並行的に、被害者の方が自殺等をしないように、また、1日も早く従前通りの社会生活が送れるようなケアをしていかなければいけません。
しかし、ネット上で執拗な誹謗中傷を受けたことにより生じたトラウマを解消するためのケアを行っている医療機関に関する情報というのが今ひとつつかみきれていません。この場合、トラウマの発生原因である「ネット上での執拗な誹謗中傷」というのは治療中も継続する危険がそれなりにある(「ネットを見なければいい」といってみても、「ネットを見れば自分についての誹謗中傷が膨大に書き込まれているに違いない」ということはネットを見なくとも想像が付くので、大した気休めにもならないような気がします。)ので、そういう特殊な状況下での精神のケアを得意としてくれる医師というのは、精神科医の中でも限られてくるのではないかという気がしています。
ペプ先生の情報を発見しましたので提供します。
>ペプ氏とメンヘルサイトで会話したことあるけど誠実なドクターだったよ。
>奥さんがイスラエル人という変り種でヘブライ語教えてもらったからよく覚えている。
>ハンドルの由来が、コークよりペプシが好きだったらかだそうだ。
>メンヘルサイトで活躍しているまじめな人は騙されても怒らない。
>万が一でも一人の自殺者を救えれば良いというスタンスでカキコしてるから。
Rédigé par : 小倉(コクラ)秀夫です | vendredi 11 août 2006 à 13:31
丁寧に答えてくれたペプさんなんだから、次のサイトみたいに、たとえドクターでなくても「あれ」呼ばわりして御礼の一言もないとなれば常識を疑われます。せめて「ペプ氏」ぐらいにしたらどうですか。
もっとも猜疑心の塊で被害妄想様となり、しかも、仮想敵にもスキあらば一矢報いたい攻撃心旺盛な方なら、単なる好意的な投稿者なのに「仮想敵」を「投射」して、「あれ」と人を物扱いされてもしょうがないかも知れないですが
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もとサイトでは素人が首を突っ込むと危ないからやめろと専門のドクターに何度もくぎ刺されまくり…。
2006年08月08日 straymind URL
まさか、あれを本気で「専門のドクター」と思っている方がいたのですか。
2006年08月09日 小倉秀夫 URL
医師法によりお医者さんは患者を診てもいないのに具体的なアドバイス(口頭治療or処置)をしてはいけないから、一般的なアドバイスしかできない。だからペプ氏は一般論いとどまったんでしょう。医師法なんて弁護士はたいてい知っているから、ここに出てきた自称小倉匿名は、やっぱり偽者でしょう。
2006年08月10日 医者知らず URL
どこでどういう治療法がなされているのか、それについてどの文献に掲載があるのかを答えても、医師法に抵触するとは思えないのですが。
個別の患者についての具体的なアドバイスなど聞いていなかったことは、普通の読解力がある人ならば分かると思うのですが(もちろん、わかった上で、私に何とか一矢報いんと懸命に嫌みを言っているだけという可能性はありそうですが。)。
「ネットを切れ、どこでもいいから精神病院へ行け」なんてことをいうと、さらに見捨てられた感から病状が悪化してしまう危険があるし、行った先の医師がネットでの誹謗中傷を受けることによるトラウマに無理解な人だったりするとさらに病状が悪化する危険がありそうなので、そう簡単にはいかないんですけどね。
2006年08月10日 小倉秀夫 URL
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http://ekken.blog1.fc2.com/blog-entry-284.html
Rédigé par : shigonbe | vendredi 11 août 2006 à 00:02
>小倉先生
老婆心ながら、エントリで質問して回答を募集したんだから、直接回答を寄せていただいたドクターには、せめて一言くらいお礼を言うものよ。それがネチケットじゃないかしら。
というようりも、社会人として常識的な礼儀だと思うの。
先生は知らないでしょうけど、精神科医で「ペプ」というハンドルを名乗っている方は、昨年メンヘルサイトでちらっとおみかけしたけど、多分、前にジョンホプキンス大学にいた日本人ドクターよ。確か米国のサイトでは、Dr.medic.pepu というハンドルを使っているはず。
そういう忙しい方がわざわあコメント寄せてくれたんだから、一言くらいコメント欄でお礼を言ってもバチは当たらないでしょう。忙しいのは小倉先生だけじゃないのよ。
Rédigé par : 憑依 | vendredi 04 août 2006 à 11:57
続きもらいました。今回は転載します。
ここから
↓
ネットでの誹謗中傷がクライアントの症状の主因であるかどうかはクライアント自身に判断できることではありません。専門医が数度の診断を経て判断することです。そのような思いこみが治療を阻害することもありますのであまりこうだと決め込まず、まずはお近くの精神科、心療内科の扉を叩いてください。
↑
ここまで
Rédigé par : U-me | mardi 01 août 2006 à 20:59
博士号持ちの医者の人に聞いてみたところ、精神科でなくても内科とかでもいいのでかかりつけのお医者さんに相談して紹介してもらうのもいいそうですよ。
素人が聞きかじりの知識でいろいろアドバイスしちゃうのが一番困るそうです。
というか小倉さん、小倉さんかかりつけのお医者さんなり医者の友人ぐらいいるだろうからその人に聞けばよいのでは。
Rédigé par : U-me | mardi 01 août 2006 à 13:05
四伸:
そこまでいうなら医療関係者でない普通の方向けです。
後は先生とクライアントさんの自己責任で調べてください。
http://www.mh-net.com/link/home00.html
http://www19.big.or.jp/~shine/yomi-search/yomi.cgi
http://www.mental-net.com
http://www.cocokarada.jp
http://www.kotorii.or.jp
ここから先の情報は、患者さん本人が受診して病院や医師から直接治療情報入手してください。
なお、医学的専門情報は、医師向け有料ネットだけです。
Rédigé par : ペプ | mardi 01 août 2006 à 12:39
「精神科で何をやっているかは全くわからないけどとにかくどこかの精神科に行け」といわれても戸惑うばかりだと思いますので、やはりどのようなことが行われているのかを知る必要があろうかと思いますので、文献をご教示頂ければ幸いです。
Rédigé par : Hideo_Ogura | mardi 01 août 2006 à 12:24
三伸:
>もちろん、私自身が治療行為を行うことはありませんが、どういう治療が(どこの先生によって)行われているのかを把握することは、被害者の方々に適切なアドバイスを行う上で有益なので、文献があるのであれば、読んでおきたいと思っているのです。
そのように素人さんが患者さんに先入観を与える素人アドバイスをすること自体が治療の妨げになることが少なくないので、避けた方がいいのです。
クライアントさんを精神科医師の下へ直行させるのがよろしいかと思います。
ネットに起因する抑うつ、不眠、焦燥感、被害妄想、自殺願望などは、昔の近隣関係(井戸端会議)に起因するそれと同じ精神病理現象で、「特殊な状況下」「精神科医の中でも限られてくる」なんてのが、間違った素人判断の典型例です。(たぶん調べないで想像で書いただけでしょう)
>なお、最近は、被害者がネットから離れても2ちゃんねるでのスレッドが延々と続いていたりする例が少なからずあるので、必ずしも被害妄想とはいえないかなという気がします。
そこまでを気にするのが幻想的優越感(自意識過剰)なのです。そのクライアントにお伝えください。2ちゃんねる社会なんて現実社会の1パーセントも注目されていないことを。2ちゃんねるでの言論まで支配コントロールしたいという肥大化した願望の方が要治療だということを。
Rédigé par : ペプ | mardi 01 août 2006 à 12:02
なお、最近は、被害者がネットから離れても2ちゃんねるでのスレッドが延々と続いていたりする例が少なからずあるので、必ずしも被害妄想とはいえないかなという気がします。
Rédigé par : Hideo_Ogura | mardi 01 août 2006 à 11:46
もちろん、私自身が治療行為を行うことはありませんが、どういう治療が(どこの先生によって)行われているのかを把握することは、被害者の方々に適切なアドバイスを行う上で有益なので、文献があるのであれば、読んでおきたいと思っているのです。
Rédigé par : Hideo_Ogura | mardi 01 août 2006 à 11:43
追伸:
>「ネットを見れば自分についての誹謗中傷が膨大に書き込まれているに違いない」ということはネットを見なくとも想像が付く
これは、ほとんど場合、肥大化した自尊心に基づく被害妄想です。
ネットでの誹謗中傷は、対象者がネットから離脱してしまえば、ほとんど数日から1週間程度で潮が引くように自然鎮火します。攻撃者は、攻撃の対象者が離脱すると攻撃しても意味がないので、次のターゲットを探すだけです。
ただ、患者さんは自分がネットで注目を集めている重要人物であるという錯覚に陥っているので、いつまでもネットで自分が議論されているに違いない(「それほど俺は大物/ビッグ/ネットで有名なんです」という臨床例)と肥大化した自我で思い込んでいるだけです。
>何かよい文献はありますか?
>文献名と掲載誌・号がわかれば、医学文献でも、何とかなるのですが。
ググれば幾らでも出てきますが、お止めになった方がよろしいです。
素人が医学雑誌を読むと誤解や偏見や思い込みで間違うことが多いからです。
高度な素養を習得された弁護士の先生でも、素人療法は百害あって一理なしですから、速やかにクライアントさんを精神科(神経科)医師へ受診させるのが医師法にも合致します。いまは、ネット活動に起因する精神疾患など普通のことで、たいていの精神科医師は臨床例をこなしていると思います。
Rédigé par : ペプ | mardi 01 août 2006 à 11:07
>ネットで精神的に傷付いた人の臨床例は、ネットから当分の間遠ざけるのが有効とされています。
何かよい文献はありますか?
文献名と掲載誌・号がわかれば、医学文献でも、何とかなるのですが。
Rédigé par : Hideo_Ogura | mardi 01 août 2006 à 10:26
拝啓 小倉さま
ネットで精神的に傷付いた人の臨床例は、ネットから当分の間遠ざけるのが有効とされています。ですから、その患者さんは、どうしても必要な場合を除き、ネット環境から遮断する(アイソレーション)がいいでしょう。ストレッサーの除去や回避が有効なわけです。
ただ、1980年代の文献にも出てくるフレームノイア(今の俗語ではパソコン中毒やネット中毒)ともなると、根拠なき幻想的全能感(ネットでもリアルでも人間関係のトラブルを頻発する原因)をネット上でしか満たせないので、こういう患者さんをネット環境から遠ざけると、支配欲や全能感が満たされないストレスが累積し、逆に症状が増悪しますのでご留意願います。
フレームノイアかどうかは、家庭内で孤立していないか(親子兄弟配偶者との関係は全般的に不良ではないか)、仕事に不可欠な場合を除いて毎日頻繁に私的なファイル(サイト)にアクセスしていないか、攻撃的で優越感(優越的支配欲)をひけらかす言動が多くないか、職務/学習上のレポート等を思い付きのまま調査不足で書く傾向がないか、などを鑑別基準とすればいいでしょう。
Rédigé par : ペプ | mardi 01 août 2006 à 09:58
やはり常連の粘着君の反応はその程度のものだったかという感じですね(粘着君には期待していませんでしたが。)。
自分の言動が真っ当なものか否か、自分が本当に信頼できる人に打ち明けて意見してもらった方がよいと思いますよ。
Rédigé par : Hideo_Ogura | mardi 01 août 2006 à 08:29
> ネット上での誹謗中傷を何とかしてほしいと言うことで私のところに相談に見えられる方には、(以下略)
あら。小倉さんこんなコメントして大丈夫だったのかしら。
ちょっと心配。
http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/07/post_13.html#comment-20099004
まあでも自分のお尻は自分でふくものですからね。しょうがないかしら。
> しかし、ネット上で執拗な誹謗中傷を受けたことにより生じたトラウマを解消するためのケアを行っている医療機関に関する情報というのが今ひとつつかみきれていません。
それは探し方がピンポイントすぎるんじゃないんでしょうか。
どういう探し方をしたのか具体的な話もうかがってみたいところ。
P.S.
そいえば小倉さん
http://benli.typepad.com/annex_jp/2006/07/post_13.html#comment-20104605
で紹介してみたところはどうだったのかしらん。
Rédigé par : U-me | mardi 01 août 2006 à 07:58
実名でブログを運営した成果が現れているようですので、おめでとうございます、小倉さん。
実名で運営するメリットが全く見当たらないブログだと思っていましたが、こんなメリットがあったとは目からうろこです。
ところで、守秘義務を侵さない範囲で結構ですから、どのような依頼が何件ほどあったのかもお教え願えないでしょうか?
さもないと、小倉さん自身のことを書いているのではないかと疑う人間もいるのではないかと思いますので。
Rédigé par : 蜃気楼 | mardi 01 août 2006 à 03:31